5分でわかる前立腺肥大症「福岡市城南区・西南泌尿器科クリニック」

その症状、加齢ではなく
前立腺肥大症かもしれません!

持田 蔵

持田 蔵osamu mochida

医学博士・日本泌尿器科学会 専門医・指導医
西南泌尿器科クリニック 院長

前立腺肥大症の治療は、まず薬による内服治療から始まります。
多くの方が、手術を必要とせず薬で症状をコントロールされています。
私は長年、前立腺肥大症の診療や手術に携わり、全国の学会・講演・手術指導を行ってきました。
現在は外来診療に専念し、問診・尿検査・エコー検査などを通じて、薬で治療できるかどうかを見極め、手術が必要な場合は信頼できる医療機関へのご紹介も行っています。

「まずは相談だけ」
でも大丈夫です。
お気軽にお越しください。

その症状、前立腺肥大症
ではありませんか?Isn't it?

推定患者数400万人

55歳以上の男性の約20

以下の症状がある
場合は泌尿器科へ

以下の症状がある場合は泌尿器科へ
  • 排尿後に下着やズボンが濡れてしまう
  • 夜中に何度もトイレに起きてしまい、熟睡できない
  • 尿の勢いが弱く「チョロチョロ」しかでない
  • トイレが近く、外出や仕事中も不安になる
  • 突然尿意を感じて、我慢できないことがある、外出や仕事中も不安になる
  • 排尿までに時間がかかり、なかなか尿が出ない
  • 排尿時に痛みや違和感を感じる

上記に当てはまる症状がある場合、前立腺肥大症、過活動膀胱、神経因性膀胱などの疾患が考えられます。

なかでも、50歳以降の男性にもっとも多くみられるのが前立腺肥大症です。
放置すると排尿障害が進行し、生活の質が大きく低下することもあります。
早めの泌尿器科受診で、適切な治療につなげましょう。

01前立腺肥大症とは?

前立腺は男性だけにある膀胱に接した生殖器官で、主に精液を作る役割があります。
この前立腺が40歳すぎ頃より徐々に大きくなり肥大して、尿道や膀胱を圧迫し尿の通り道を押しつぶしてしまう病気が前立腺肥大症です。

年齢とともに進行していく疾患で、統計によると、推定患者数は400万人
55歳以上の男性の5人に1人は前立腺肥大症にかかっていると言われています。(1)

ところが、症状があっても、「年齢によるものだろう」(2)「泌尿器科に行くのが恥ずかしい」(3)と、受診をためらう方が多くいらっしゃいます。

排尿トラブルは放置すれば進行する可能性も…
前立腺肥大症などの排尿障害は、治療によって改善できる時代です。

「こんなことで病院に行っていいのかな?」そう思ったときこそ、一度専門医にご相談ください。
当院では、プライバシーに配慮した診療体制で、はじめての方でも安心して受診いただけます。

02放置すると日常生活にどんな症状がある?

前立腺肥大症は進行性の疾患であり、症状が軽いうちに適切な治療を行わないと、次第に悪化します。
尿が出にくくなる・残尿感・頻尿といった症状が進行すると、仕事中や外出時のトイレの不安、夜間の睡眠不足など、日常生活に大きな支障をきたします。
さらに重症化すると、膀胱機能の低下や腎機能障害、尿閉(尿が全く出なくなる状態)を引き起こす可能性もあります。
こうした症状を防ぐためにも、早期の受診・治療が非常に大切です。

前立腺肥大症を放っておくと…

  • 夜間何度も起きる

    睡眠障害を起こし生活の質が低下 (4)(5)

  • 尿失禁(尿漏れ)

    前立腺肥大症により膀胱の機能が障害される (6)

  • 排尿困難・尿閉

    管を入れて尿を排出しなければならない (7) (8)

  • 腎臓の機能低下

    残尿が増え腎臓に負担をかける (9) (10)

  • 膀胱結石ができる

    結石ができてしまい出血や感染症を起こす (11) (12)

03短時間で行える前立腺肥大症の検査

前立腺肥大症の検査は、身体への負担が少なく、外来で短時間に行えます。
初診時には、問診票の記入と医師による問診の後、尿検査・超音波診断(エコー)を行い、前立腺の状態を確認します。また、尿の勢いを調べる尿流率測定や残尿測定などを行い症状の原因や進行度を詳しく診断します。
その後、結果をふまえて最適な治療方針をご提案いたします。

  • 問診

    排尿の症状やこれまでの病気などを詳しく聞きます

  • 検尿

    感染・出血の有無などを調べます

  • 超音波診断

    前立腺の大きさを測ります

  • 尿流率測定

    ”オシッコの勢い” を調べます

  • 残尿測定

    排尿後に膀胱に残っている尿の量を調べます

尿流量測定尿の勢い検査(山の高さが勢い、横が時間)

正常の患者様

正常の患者様

一気に排尿できている状態(山が高い)10秒で排尿が終わっている

前立腺肥大の患者様

前立腺肥大の患者様

尿の勢いが弱く(山が低い)
ダラダラと長い時間尿が出ている状態

痛い検査はございません

04当院の前立腺肥大症の治療について

まずはお薬による治療(内服治療)を行います

前立腺肥大症の治療は、まず薬による内服治療が基本です。
症状や前立腺の状態に応じて、以下の薬剤から単剤または複数を組み合わせて処方します。

前立腺肥大症治療薬一覧

  • α受容体阻害薬
  • 抗アンドロゲン薬
  • 5α還元酵素阻害薬
  • PDE5阻害薬
  • 植物エキス製剤

これらの薬剤により、手術を必要とせず長期にわたって良好な経過をたどる方も多数おられます。

その他、民間治療ではノコギリヤシやサプリメントによる治療などがありますが、しかし、
それらの治療では、有効性がはっきりせず科学的なデータも不十分です。 (14)

手術が必要かどうかを判断します

当院ではこれまでに2,000例を超える前立腺肥大症手術【ホルミウム・レーザー(HoLEP)手術】に携わってきた豊富な実績があります。
長年の臨床経験により、「どのような治療が最適か」を正確に見極める診断力と判断力には強い自信があります。

※現在、当院では手術自体は行っておりませんが、これまでの知見を活かし、患者さまの状態に応じて信頼できる専門医療機関へのご紹介を行っています。

信頼できる専門医療機関を紹介

当院は、現在外来診療に専念しており、初期治療として薬による内服治療を中心に行っています。
手術が必要と判断される場合には、患者さん一人ひとりの状態に応じて、信頼できる専門医療機関をご紹介しております。

「手術が必要かどうか分からない」「薬で治るか知りたい」など、不安をお持ちの方も、まずはお気軽にご相談ください。

前立腺肥大症の手術を
検討している方へABOUT

多様な手術法の中から、患者さんに最適な治療を選ぶために

前立腺肥大症の手術、どんな選択肢があるの?

前立腺肥大症の手術には、

  • HoLEP(ホーレップ)
  • TURP(経尿道的前立腺切除術)
  • PVP(レーザー蒸散術)
  • TUEB
  • HIFU

など複数の選択肢があります。
しかし、それぞれに特徴や適応条件があり、「どの手術が自分に最適なのか」は専門的な診断がなければ判断が難しいのが実際です。
近年、適応が合っていない手術を受けたことで、十分な改善が得られなかったり、術後の満足度が低くなってしまうケースもみられます。
だからこそ、患者さんにとって最適な手術法を正しく選ぶための専門家によるアドバイスがとても重要になります。

前立腺肥大症診療ガイドライン(日本泌尿器科学会編)(22)

前立腺肥大症の治療法 - 外科治療(手術)
グレードA 経尿道的レーザー前立腺切除術(HoLEP:ホーレップ)
グレードA 経尿道的前立腺切除術(TURP)
グレードB KTPレーザー前立腺蒸散術(PVP:グリーンライトレーザー)
グレードB 開放(開腹)手術(皮膜下前立腺線腫核手術)
グレードC 経尿道的前立腺剥離術(TUEB)
グレードC 高密度焦点式超音波治療(HIFU)

日本で行われている前立腺肥大症手術の割合

前立腺肥大症の手術の選択肢

HoLEP(ホーレップ)とTURP(従来の手術)の違い

従来から行われてきたTURP(電気メスによる切除術)は、前立腺の肥大組織を少しずつ切り取る方法で、どうしても出血が多くなりやすい傾向があります。切除範囲が大きい場合には輸血が必要になったり、まれに開腹手術に切り替わるケースもあります。

一方でHoLEP(ホーレップ)は、肥大した内腺部分を 丸ごと核出する手術です。レーザーにより切開と止血を同時に行えるため、術中の出血が非常に少なく、再発率が低いのが特長です。
前立腺のサイズが大きい方にも対応できる、汎用性の高い術式です。

さらにもうひとつの選択肢として、PVP/CVP(レーザー蒸散術)があります。こちらはレーザーの熱で肥大組織を蒸散させて削り取る手術で、出血が少ないというメリットがあります。
ただし、蒸散できる量には限界があるため、比較的小〜中程度の前立腺サイズに適しており、大きな前立腺では十分な効果が得られにくい場合があります。

HoLEP
(核手術)
TURP
(切除術)
PVP、CVP
(レーザー蒸散術)
適応サイズ 全て(上限なし) 中等度~重度(30~80ml) 小~中程度(30~80ml)
術中出血 少ない 中程度(出血リスクあり) 少ない
手術時間 90~120分 60~90分 60~90分
入院期間 5~8日 7~10日 5~8日
合併症 射精障害
腹圧性尿失禁
術後出血
尿失禁
射精障害
術後出血
射精障害

HoLEP(核手術)

適応サイズ
全て(上限なし)
術中出血
少ない
手術時間
90~120分
入院期間
5~8日
合併症
射精障害
腹圧性尿失禁

TURP(切除術)

適応サイズ
中等度~重度(30~80ml)
術中出血
中程度(出血リスクあり)
手術時間
60~90分
入院期間
7~10日
合併症
術後出血
尿失禁
射精障害

PVP、CVP(レーザー蒸散術)

適応サイズ
小~中程度(30~80ml)
術中出血
少ない
手術時間
60~90分
入院期間
5~8日
合併症
術後出血
射精障害

01. HoLEP(ホーレップ)の実際

肥大した前立腺の内線と外線の境目にホルミウム・ヤグレーザーを照射し、内線のみをくりぬくように核出します。
ホルミウムレーザーの特性-1
核出した内線を、膀胱内に移動させます
ホルミウムレーザーの特性-2
前立腺組織をすべて膀胱内に移動させた後、モーセレーターという機器を用いて、前立腺組織を細かく切断しながら、吸引し、体外に排出します
ホルミウムレーザーの特性-3

02. 従来型手術(経尿道的前立腺切除術:TURP)との比較

ホルミニウムレーザー治療(HoLEP)と経尿道的前立腺切除術(TURP)

従来型手術(経尿道的前立腺切除術:TURP)との比較

03. ホルミウムレーザーの特性

ホルミウムレーザーの特性

図・写真提供 ボストン・サイエンティフィックジャパン株式会社

手術をご希望の方へ

当院では現在、前立腺肥大症の手術は行っていませんが、院長はこれまでに 2,000例を超える前立腺手術(HoLEP を含む)に携わってきた豊富な臨床経験を持っています。
全国の学会や講演活動、執筆活動に加え、YouTube や医療コミュニティでも、さまざまな手術法の特徴や違いをわかりやすく解説してきた前立腺治療の専門家です。
こうした背景から、現在は手術を紹介するアドバイザーとして、患者さん一人ひとりに合った手術方法を中立的に判断できる立場にあります。

  • 「どの手術がいいのか分からない…」
  • 「この症状なら本当にHoLEPがいいの?」
  • 「別の手術のほうが自分には向いている?」

そんな疑問に対し、専門医の視点から丁寧にご説明し、信頼できる医療機関へ適切にご紹介します。

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【完全解説】前立腺肥大症がたった30分で全てわかる|仕組みから治療まで専門医が徹底解説

「排尿の悩みは年齢のせい」と諦めず、まずはお気軽にご相談を

前立腺肥大症は、加齢に伴って多くの男性に現れる疾患ですが、適切な診断と治療で症状の改善が期待できます。
初期は薬による治療が中心で、多くの方が手術を回避しながら快適な生活を送っています。
しかし症状が進行した場合には、HoLEP(ホーレップ)をはじめとした手術も有効な選択肢です。
当院では豊富な手術経験をもつ医師が、最新の知見をもとに最適な治療法の提案と信頼できる専門医療機関へのご紹介を行っています。
少しでも不安や気になることがあれば気軽にご相談ください。

よくある質問FAQ

出典・参考文献

(1)出典:医学文献PROGRESS IN MEDICINE 28(6):1419 - 1423, 2008より転載
(4)出典:医学文献:J Urol 2002;167:172-176より転載
(5)出典:医学文献:夜間頻尿診療ガイドライン、2009より転載
(6)出典:医学文献:BJU Int 2007;99:831-835より転載
(7)出典:医学文献:J Urol 2006;175:1422-1427より転載
(8)出典:医学文献:Urology 1974;3:345-347より転載
(9)出典:医学文献:男性下部尿路症状診療ガイドライン、2008より転載
(10)出典:医学文献:EAU Guideline on BPHより転載
(11)出典:医学文献:J Urol 1989;141:243-347より転載
(12)出典:医学文献:Urology 2002;60:288-291より転載
(13)出典:医学文献:泌尿器外科24(9):1501-1508,2011より転載
(14)出典:健康食品のすべて、2006:307-309,,より転載
(15)出典:医学文献:World J Urol. 2007:25(3):241-7,より転載
(16)出典:医学文献: Eur Urol. 2007: Nov; 52(5):1456-63,より転載
(17)出典:医学文献: Urol Int. 2009; 82(2):130-5,より転載
(18)出典:医学文献: Eur Urol. 2008 Apr; 53(4):744-9.より転載
(19)出典:医学文献 J Endourol. 1998 Oct; 12(5):457-9. より転載
(20)出典:西日本新聞2008年9月8日より転載
(21)出典:医学文献 BJU Int. 2007 Jul; 100(1):94-101. より転載
(22)前立腺肥大症診療ガイドライン、日本泌尿器科学会編集、2011年6月25日より転載

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